2022年5月の「乗りつぶし」日記。
富山県を走る「地鉄」の愛称で親しまれている富山地方鉄道の本線(電鉄富山駅~宇奈月温泉駅)の乗りつぶしにトライ。
スタートの電鉄富山駅の外観はローカルな趣は無くスタイリッシュな印象。
しかし改札口は昔ながらのスタイル。
今回は地鉄全線2日間乗り放題のフリーきっぷを利用。
富山地方鉄道は本線の他に立山線、不二越・上滝線、富山港線があって、鉄道線の総延長距離は128.3キロ。更に路面電車10.7キロも合わせると139キロを有する地方の鉄道会社としてはかなりの規模。
電鉄富山駅ホームは頭端式構造。今回はここから宇奈月温泉駅までの富山地方鉄道本線53.3キロを走破。
電鉄富山(7:21)→宇奈月温泉駅(9:02) 各駅停車115列車
7時16分、宇奈月温泉駅からの電車が到着。折り返しが今回お世話になる電車。
富山地方鉄道で1979年~1981年に製造されたという14760型と呼ばれる車両。
外観はもちろん、車内もレトロな雰囲気。引退も近いと言われているようなので今のうちに乗っておこう。
7時21分出発。車内は週末の朝とあってガラガラ。次の稲荷町駅構内には元レッドアローなどの往年の名車が並んでいた。
列車は富山市街地を離れ長閑な車窓に。
寺田駅では対向列車の待ち合わせでしばらく停車。
7時52分、上市駅に着いた。行き止まりのホームで列車は進行を変える。
こちらでも対向列車の到着を待って出発。
沿線は田植えの時期。
富山地鉄は自転車をそのまま持ち込みOK。見慣れない光景なので新鮮に映る。
西滑川駅を出ると、あいの風とやま鉄道の線路としばらく並走。
日本海が見えてきた。
8時29分、電鉄黒部駅到着。構内は大きな屋根で覆われていた。列車は あいの風とやま鉄道のレールと別れ山に向かって走る。
8時37分、北陸新幹線と乗り換えができる新黒部駅に着いた。東京発の新幹線は8時57分着が最初なので乗り換え客は無し。
車窓は山々が迫ってきた。
電鉄富山駅を出発しおよそ1時間40分、9時02分に宇奈月温泉駅に到着。これで富山地方鉄道本線は無事走破。
なんとプラットホーム先端には足湯があった。電車から降りてスグに浸かれる。切符を持ってなくても利用できる構造になっているので誰でも利用OK。
改札口を出て駅前に出ると温泉の噴水がお出迎え。
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車…には乗らず引き返す(笑)
しかしトロッコ列車の撮影だけはしてみた。
--乗りつぶしメモ--
富山地方鉄道本線 電鉄富山→宇奈月温泉(53.3キロ)
乗車日:2022年5月
電鉄富山(07:21)→宇奈月温泉(09:02)
列車番号115(14760型 2両)
(おしまい)