2022年10月の乗りつぶし日記。
北海道の滝川駅を起点に富良野駅・新得駅・帯広駅・釧路駅を経由し終点の根室駅まで全長443.8キロある根室本線。残念ながら富良野駅~新得駅間の廃線が決まってしまった区間の惜別乗車をメインに滝川駅から新得駅まで乗ってみます。
早朝の滝川駅。駅前にはグライダーが鎮座。なんでも滝川市は上昇気流が発生しやすく飛行条件にピッタリなグライダーが盛んなのだそう。
滝川5:49→東鹿越8:01 根室本線2471D
滝川発の一番列車に間に合う為に とびきり早起きしてきた。
改札を抜け 根室本線が出発する1番線へ。
待っていたのは国鉄型のキハ40。北海道ではまだまだ現役。
タラコ色と繋がって2両編成ですが、乗車できるのは先頭の白い車両のみ。タラコの方は途中の芦別駅から滝川行き列車となる為、回送扱い。
今となっては珍しい存在になったキハ40。なので出発時刻まであちこち撮影。
国鉄の頃からほぼ変わっていない車内。このボックス席が鉄道旅にお似合い。
車内もバチバチ撮りまくる。
5時49分、滝川駅出発。ようやく陽が差し込んできた。
6時22分、芦別駅に着いた。ココでは18分停車。
ここでタラコ色との解結作業が始まる。営業車両が一旦ドアを閉め、少し前進。
滝川行き列車の乗務員がテキパキと作業をこなし、準備が整うとドアが開け数名の乗客を乗せ6時32分 滝川駅への一番列車が出発していった。
芦別駅を出発し、次の上芦別駅では対向列車と離合。あら、あんなカラーリング車両があったんだ。
キハはトコトコ進む…
滝川駅から ほぼ平行している空知川。富良野駅到着前に渡る。
7時15分、富良野駅着。北海道の「へそ」な富良野ホームにへそ祭りの人形があった。富良野から新得駅までが廃線となってしまったのでいよいよ惜別乗車。
富良野駅の隣、布部駅はドラマ「北の国から」第一話で東京からやって来た主人公一家が降り立つシーンで登場する駅。なので記念にパチリしてみた。
材木を積み上げたシーンがドラマにもあった気がする…
ちょっとカブリツキを楽しむ。
車窓の山々は10月後半でかなり色づいていた。
立派な駅舎のある金山駅に着いた。
金山駅を出発すると かなやま湖が現れた。
8時01分、東腰越駅到着。
東鹿越駅 8:06→新得駅 9:14 列車代行バス
この先は2016年の台風被害で不通となった為、新得駅まで代行バスで移動。
バスはしばらく線路沿いを進み踏切を渡る。錆びたレールに伸び放題の雑草…あぁこれが現実なんだと改めて思い知る。
南富良野町に入り幾寅駅前着。映画で使われた駅舎が今も大切に残されていた。
今回はこのままバスで通過。次はゆっくり駅舎を見てみたい。古い車両もあった。
幾寅駅前を出発すると、バスは根室本線とほぼ平行する国道38号線に入り10分程走ると落合駅前に着いた。
駅構内も草が伸び放題…心が痛む光景
落合駅前を出ると国道38号線と根室本線のレールは全く別ルートを辿り狩勝峠を越える。バスの車窓からはとても素晴らしい光景が望めた。
バスは国道からちょっと逸れてサホロリゾートを経由。
東腰越駅から1時間程バスに揺られ、新得駅前に到着。起点の滝川駅から136.3キロ、終点の根室駅まで全長443.8キロある根室本線の約3割まで到達したことに。
ここからは列車のお世話になります。
--乗りつぶしメモ--
路線:根室本線(JR北海道)
区間:根室→新得→帯広→釧路→根室(全長443.8㌔)
乗車:滝川→新得(136.3キロ)
①滝川(05:49)→東腰越 (08:01)
2471D(キハ40形 1両)
②東腰越(08:06)→新得(09:16)
代行バス(ふらのバス)
《2022年10月乗車》
(おしまい)