2022年12月の旅鉄日記。
JR四国に3種ある「…ものがたり」と名のつく観光列車。そのひとつJR土讃線の多度津駅と大歩危駅の間を週末中心に1往復運行する「四国まんなか千年ものがたり」に乗りました。今回は大歩危発 多度津行きの便をセレクトしました。
高知駅から特急「南風16号」に乗って大歩危駅で下車。観光列車の「四国まんなか千年ものがたり」は向かいの乗り場に既にスタンバイしていました。
大歩危(14:21)→多度津(17:14) 特急「四国まんなか千年ものがたり」
先頭車は赤を基調とした外観…映える列車ですね。
車両ごとにカラーリングが異なるようで、3両ある最後尾は緑を纏っていました。出発まで時間の余裕がなかったので急いで撮影し車内へ…。
トンネルに入ったタイミングで車内を撮影。まるでホテルラウンジのようで、とても列車の中とは思えない雰囲気でした。
全席グリーン席という車内は、2・4人用のテーブル席と1人用のカウンター席といったレイアウトになっていました。
今回はお一人様なのでカウンター席へ。軽い食事や飲み物メニューがあったのでまずはビールを注文。缶ビールだと思ったらグラスで提供されて驚いた…。
山間部を走る土讃線のダイナミックな車窓を眺めながらのビールは美味しい。
今回は事前に予約する食事もオーダー。座席予約後に専用サイトから乗車4日前までに予約が必要だそう。そんなお食事が席に運ばれました…木箱?
中は三段もの豪華なお弁当でした!
窓の外は絶景が続くので撮影して食事して…と忙しいです(笑)
阿波川口駅でしばらく停車…狸の駅舎に驚きつつ、狸に化けた?地元の方々からおもてなしがありました。地元産のお土産など購入し、最後は皆さんで記念撮影。
車内に戻り再びお食事タイム。 楽しい気分になりビール追加…
列車は阿波池田駅に到着。こちらの駅も「おもてなしタイム」がありました。
食後にはスイーツやコーヒーまであって大満足。
峠道の途中にあるスイッチバック駅…坪尻(つぼじり)駅に停車。
数分停車してくれるのでスイッチバック駅をホームから見学できます。
旅の記念にアテンダントさんが撮影してくれます。
「四国まんなか千年ものがたり」はとてもお洒落な車両ですが、国鉄型車両を改造した列車なので運転台はレトロ感があったりします。
坪尻駅を出発。これまでの進行方向を逆に進み本線を渡り引き込み線に入り停車。この間 アテンダントさんが放送にてスイッチバック駅の案内がありました。
そして向きを変え出発し、勾配のある本線に入り坪尻駅とお別れ。
沿線ではあちこちで地元の方々が手を振ってお見送りをしてくれました。これには驚いた…四国お遍路の「お接待」文化が根付いているんですね。
車内も乗客の皆さん、乗務のアテンダントさんも手を振ってお応え。とても素敵な光景でホッコリしました。
列車は金刀比羅宮の玄関口の琴平駅に到着。ココでもしばらくの停車時間が設けられてありました。せっかくなので駅前に出てレトロな駅舎をパチリ。
琴平駅の一室に「四国まんなか千年ものがたり」乗客専用のラウンジがありました。こちらでスイーツを頂きながら くつろぎタイム。
大歩危駅から多度津駅…特急「南風」だと50分程の道程を観光特急は約3時間を要して終点に到着。もちろんあっという間の3時間でした。
終わっての感想…また乗りたい ! スグに乗りたい !!
そんな観光列車でした。
---乗り鉄メモ---
乗車:2022年12月
区間:大歩危(14:21)→多度津(17:14)
列車:特急「四国まんなか千年ものがたり」
編成:JR四国 キハ185系 3両
席番:3号車2番A席(グリーン車指定席)
四国まんなか千年ものがたりの詳細はコチラからどうぞ
(おしまい)