2021年10月の旅鉄記録。
最後の国鉄型特急と言われている特急「やくも」に乗りました。381系の国鉄特急型としてはこれが最後の乗車になるのかな？
昨夜は岡山駅近くに宿泊。「晴れの国、岡山」はこの日も快晴。
岡山10:05→出雲市13:07 特急「やくも7号」
岡山駅から山陽・伯備・山陰線を経由し出雲市駅までは220.7キロ。中国山地を越える陰陽連絡メインルートの乗車時間は約3時間。
今回は自由席で移動。駅案内では4・5号車が自由席とのことで5号車の札下で待機。入線までにそれぞれ20名程の列ができていた。
上り列車からの折り返し準備が整い、引き上げ線から入線。国鉄時代から継承されている特急エンブレム＆トレインマークの姿は今見てもカッコイイ。
サボと呼ばれる行先方向幕も懐かしい。コレ見ると旅心が躍ります（笑） この日は7両編成で4～7号車が自由席でした。可愛いキャラクターにも目を引く。
空いていた最後尾7号車の自由席を利用。出発しても車内は6名しかおらず…2・3号車の普通車指定席は満席との案内でした。先頭の1号車はグリーン車。
午前中にはふさわしくない？アルミ缶を開け列車旅に備えます。
「ゆったりやくも」の看板通り、自由席でもゆったりなシートで快適。10時05分、特急やくも7号は時刻通り岡山駅を出発。まずは山陽本線を進む。
車掌さん登場し車内改札。最近では車内改札省略が多くなったので逆に珍しくなった光景。更に沿線の観光案内放送まであったりと旅行者には嬉しい演出。
倉敷駅から伯備線に入り車窓は次第に長閑になり高梁川が寄り添う。列車はウネウネと左右にカーブしながら川と並行して進む。
方谷駅では岡山行き特急やくも10号との待ち合わせで運転停車。通常1時間に1本ある「やくも」号はコロナの影響で2時間に1本の減便ダイヤでした。
11時07分、岡山駅から1時間で新見駅に到着。とても広い構内には懐かしいカラーリングの国鉄型電車が休憩中。
列車は更に山深いエリアへと分け入る。車内では「この先の谷田峠トンネルを抜けると分水嶺を越え鳥取県に入ります」との案内があった。
中国山地を越え、視界が開けると車窓に大山が現れた。
伯備線を駆け抜け、伯耆大山駅から先は山陰本線に入る。
12時17分、米子駅に着いた。ゲゲゲの鬼太郎に登場するキャラがラッピングされた境線を走る列車が見えた。いずれ乗ってみたい。
米子駅を出発するとスグに島根県に入る。12時40分に県庁のある松江駅を出ると車窓右側に宍道湖が見えてきた。もちろん車内放送でも案内があった。
13時07分、終点の出雲市駅に到着。あっという間な3時間の国鉄型車両の旅でした。国鉄型特急に乗るのはコレで最後…のハズ。最後まで頑張ってほしいです。
出雲大社をイメージした出雲市駅。これからその大社でお参りします。
この旅の後に特急「やくも」新型車両投入の正式なアナウンスがありました。現編成の381系一本が懐かしい国鉄特急色にお色直しされ最後の活躍をするようです。…また行くことになるのか？（笑）
---乗り鉄メモ---
乗車日：2021年10月
区間：岡山(10:05)→出雲市(13:07)
列車：特急「やくも7号」
編成：JR西日本 381系 7両
（おしまい）
