2013年9月の鉄旅記録。
本州青森と北海道札幌を結ぶJR最後の夜行急行列車「はまなす」乗車記。
久し振りに降り立った青森駅。旅情ある駅です。
青森(22:42)→札幌(6:07) 急行「はまなす」(時刻は定刻表示)
いよいよ「はまなす」乗車。コンビニで夜行列車お約束の必須アイテムを買い込み、3番線のりばに向かうと大きな鞄を持った若者がたくさん。
22時20分頃、赤い機関車に引かれ青い車体の客車が入線。まだこんな光景が見られるのかとファインダーを覗きながらちょっと感動。
ドアが開き北への旅人がブルートレインへ。夜行列車の高揚感が高まり、出発まで無駄に撮影しまくる(笑)
郷愁誘う青い車体が7両連なる急行「はまなす」は寝台車2両・普通車5両。トレインマークは北海道で多く見られるというハマナスの花がイラスト。
国鉄~JR初期に発売されたワイド周遊券などを利用してよく乗った夜行急行「八甲田」や「津軽」などがこの車両でした。20年以上前のこと…懐かしいな。
出発前に車内探訪。1・2号車の2段式B寝台ではすでに車掌さんがチケットチェック。これなら出発してすぐベッドにもぐれる。
4号車は「のびのびカーペットカー」の普通車。急行券に座席指定券をプラスすれば横になれるので寝台車に比べリーズナブル。
5・6号車は座席指定席車。大柄シートが並びグリーン席並みの深いリクライニング装備。こちらも急行券プラス座席指定席券でOK。今回こちらのチケットを押さえた。
3号車と7号車の2両は自由席車。指定席は満席でこっちはガラガラなので自由席で過ごすことに。座席をボックスにし、足をで~んと投げ出す。
(22:42~)
いよいよ出発。車掌さんから途中到着駅・到着時刻や車内設備の案内がされ青函トンネル進入時刻やトンネル最深部付近の通過時刻まで案内してくれた。
(23:40~)
「ピィーー」っと機関車の物悲しい汽笛が聞こえ、窓外を眺めながらチビチビ呑んでいるうちに青函トンネルに入ったもよう。やがてココを新幹線が突っ走るのか。
(1:00~)
いつの間にか青函トンネルを過ぎ1時00分、弧を描く頭端式ホームの函館駅に到着。かなりの方が下車。「はまなす」は函館までの最終列車も兼ねているみたい。
函館駅では20分程停車。その間に機関車交換作業。青森駅からお世話になった電気機関車さんとはココでお別れ。
この先は電化されていない区間を走るのでディーゼル機関車の登板。こちらにもハマナスの花が描かれたマーク。1時23分札幌に向け出発。
(4:17~)
列車の心地よい揺れにまかせ少しばかり寝ていたみたい。4時15分 東室蘭駅到着。当然ですが車掌さんは寝ずに乗務。確認作業姿がとても凛々しく見えた。
車内にも「はまなす」のトレインマーク。東室蘭駅から乗り込む乗客数名。外はまだ暗いですがもう朝の列車となっている様子。
(5:01~)
空が白みはじめ、5時01分 苫小牧駅到着。5時10分頃には「おはようございます」と朝の放送がはじまり「はまなす」は時刻通り走行していると伝えられた。
(5:45~)
しかし通過駅なハズの島松駅で停止。先行の貨物列車がトラブルで停車中らしい。30分近く経ちようやく動き出すもノラリクラリと進み遅れは更に拡大。
6時50分頃、車内にメロディーが流れ終点札幌駅到着が告げられる。窓外はビルやマンションが建ち並び都会モード。東京を走っているよう。
(6:57~)
急行「はまなす」は50分遅れて札幌駅3番線に滑り込む。最後はトラブりましたが久しぶりの夜行急行列車の旅を満喫できました。
---乗り鉄メモ---
乗車:2013年9月
区間:青森(22:42)→札幌(6:57) ※約50分延着
列車:急行はまなす号
編成:JR北海道 14系客車 7両
(おしまい)